2026.06.05

肩甲骨はがし=肩甲骨を引っ張ることではありません

皆さまこんにちは。

近年、YouTubeやInstagramなどで「肩甲骨はがし」という言葉を目にする機会が増えました。

肩甲骨と肋骨の間に手を入れ、大きく動かしている動画を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

もちろんそのような施術が必要な場合もあります。

しかし実際には、肩甲骨まわりのお悩みは一人ひとり原因が異なるため、同じ施術を行うことはほとんどありません。


肩甲骨の動きが悪くなる原因は人それぞれ

肩甲骨は腕や首、背中と密接に関わる重要な部位です。

肩甲骨には多くの筋肉が付着しており、それぞれが連携しながら動いています。

例えば、

  • 腕を上げづらい
  • 背中に手を回しづらい
  • 肩や首が重だるい
  • 姿勢が崩れやすい
  • 肩こりが慢性化している

このような症状でも原因は同じではありません。

どの動きで制限が起きているのか、どの筋肉や関節の働きが低下しているのかを確認しながら施術内容を組み立てていきます。


肩甲骨の裏側に原因があるケース

肩甲骨と肋骨の間の動きが悪くなっている場合、

  • 肩甲下筋
  • 前鋸筋

といった深層筋の働きが低下していることがあります。

また近年では、筋肉そのものだけでなく筋膜や軟部組織の滑走性低下も肩甲骨の動きを妨げる要因として考えられています。

肩甲骨は本来、肋骨の上をなめらかに滑るように動いています。

しかし長時間のデスクワークや運動不足、同じ姿勢の繰り返しによって、この滑らかな動きが失われてしまうことがあります。

そのため、単純に肩甲骨を強く動かすだけではなく、状態に合わせて必要な組織へアプローチすることが大切です。


「肩甲骨はがし」はひとつの技術ではありません

SNSでは肩甲骨を大きく動かしている場面が目立ちますが、実際の施術ではもっと細かな評価を行っています。

首なのか、胸なのか、背中なのか。

あるいは肩関節そのものの動きなのか。

原因によって施術方法は大きく変わります。

つまり、

肩甲骨を引っ張ること=肩甲骨はがし ではありません。

お身体の状態を確認しながら、その方に必要な施術を組み立てていくことこそが大切だと考えています。


一番の敵は日々の生活習慣

そして肩甲骨の動きを悪くする大きな要因のひとつが、日常生活の姿勢や習慣です。

長時間のデスクワーク、スマートフォンの使用、運動不足などによって、せっかく施術で整えた状態も少しずつ元に戻ってしまいます。

施術はあくまで健康づくりをサポートするもの。

Miでは施術だけでなく、日常生活で意識したいポイントやセルフケアについてもお伝えしています。

肩こりや肩甲骨まわりの違和感でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。